栽培方法(木子)
カノコユリの木子
カノコユリは、球根の下に出る根と球根の上の茎からでてくる根があるが、その上の茎の根のもとにできた小球根が木子です。
木子繁殖は最も簡単な方法で、親球があれば木子で増殖できます。木子の着生は、球根の茎に必ず付いているとは限りませんが、球根の植付深さと関係が深く、深植えほど着生が多い傾向にあります。
なお、木子の繁殖での植付方法は、3年目以降の球根植え替えにも同様の方法を用います。
木子 栽培
採取、採取した木子の管理 | 木子の採取、管理方法 |
植えつけ方法 | 木子の植えつけ方法 |
採取、採取した木子の管理
- 球根を掘った時に採れた木子は、あまり日を置かずに植え付ること
- 球根の保存法は、球根が乾燥しないようピートモスやバーミキュライト等と混ぜて保存すること
植えつけ方法
畑への植えつけ方
- 親指大の木子は、10cm×20cm、中指大の木子は10cm×15cm、小指大の木子は10cm×10cm程度に植え付ける
- 植付深さはそれぞれ球高の2~3倍くらいの深さとする
大きさ別に分けた木子の植え付け
プランターへの植えつけ方
- プランターに植える場合は、木子の直径の3倍の間隔・3倍の深さに植える
- 用土は、種播きと同様、赤玉土小粒、鹿沼土、腐葉土を1:1:0,5としたものを用います。