育て方
栽培方法
植付方法
カノコユリの植付方法には以下の方法があります。
実生 | 種子からの栽培 |
木子(きご) | 植えつけた球根の上位に新たにできた球根を植えつけて栽培 |
鱗片(りん片) | 球根の外側をはがしたもの植えつけて栽培 |
生育管理
主なカノコユリの管理方法は以下の通りです。詳細は「植付後のカノコユリの育て方」参照
- カノコユリを植え付ける場所は午前中は陽が当たるが、午後から日陰になる場所(家の東側など)が適している
- 原則表面が乾いたら水をかける
カノコユリの栽培概要
開花までの年数
繁殖方法 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 |
実 生 | 地下発芽 | 1葉発芽 | 広葉発芽 | 茎立ち | 開花始め | 数輪開花 |
実生(高温処理) | 1葉発芽 | 広葉発芽 | 茎立ち | 開花始め | 数輪開花 | ― |
りん片繁殖 | 広葉発芽 | 茎立ち | 開花始め | 数輪開花 | ― | ― |
木子繁殖 | 茎立ち | 開花始め | 数輪開花 | ― | ― | ― |
分 球 | 数輪開花 | ― | ― | ― | ― | ― |
通常は、分球や木子で増殖していますが、大量に繁殖する時にはりん片繁殖が行われています。
しかし、自然のあるがままの多様な形質を持つ固有種を保存していくためには、種子による実生繁殖が適しています。
実生繁殖は、一度に大量の種子が確保しやすく、大量生産が可能である利点があります。一方、種子から開花までに長期間を要し、通常の方法では5年目でやっと開花します。
このため、種子を温度処理により休眠を強制的に破って発芽させ、は種から開花までの期間を1年間短縮して、4年で開花球根を得ることができる方法があります。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 |
地下発芽 | 1葉発芽 | 広葉発芽 | 茎立ち | 1輪開花 |