カノコユリとは
カノコユリ
カノコユリ由来
日本に自生するユリは、15種類あります。そのひとつにカノコユリがありますが、これを漢字で書くと「鹿の子百合」となります。花びらの内側に、子鹿の背中の柄に似た模様があることから名づけられました。
カノコユリについてWikipediaのページ
宗像市の花は「カノコユリ」
宗像市の花は「カノコユリ」、これは昭和56年に決められました。昭和56年2月に宗像市の樹・市の花の公募が行われました。市の花は136点の応募の中から、選考委員会の協議を経てカノコユリに決められ、4月に施行されました。 カノコユリが選ばれた背景として、宗像市は全国でも珍しいカノコユリの自生地であることが、決定の大きな要因となったようです。
自生地は
カノコユリは、九州(福岡県・長崎県・鹿児島県)と四国(徳島県・高知県)のごく限られた地域にのみ自生する希少な植物で、今では絶滅が危惧される絶滅危惧種に指定されています。
カノコユリの現状は
カノコユリが減少した要因は人の活動と関係が大きく、人里の開発や農業の機械化に伴う自然環境の変化によって、カノコユリの好適な環境が維持できなくなってきたことです。
市の花に指定された当時もすでに、自生のカノコユリは急速に減少してきており、宗像で確保し流通できる球根は全くありませんでした。このため、県外(鹿児島県等)から4000球の球根が導入され、市民に配られた経緯があります。しかし、その大部分はカノコユリに適した場所に植えられていないこともあって枯死し消失して、市民が目にする機会は限られています。